和室(材料)と銘木
住む人の精神空間~和室
和室の風格と美をきめる銘木
床の間は住まいのシンボル
伝統的な和室の構成
床の間の各部名称
- (1)床柱(とこばしら)
- (2)廻縁(まわりぶち)
- (3)長押(なげし)
- (4)天袋(てんぶくろ)
- (5)天袋板
- (6)違棚
- (7)筆返
- (8)海老束(えびづか)
- (9)地袋天板
- (10)戸当り
- (11)地袋
- (12)前地板
- (13)畳床(又は板床)
- (14)床框(とこかまち)
- (15)たたら束
- (16)書院甲板
- (17)縁甲板
- (18)障子腰板
- (19)障子
- (20)書院障子
- (21)書院欄間
その永い歴史から生まれ、日本人の住まいに寄せる豊かな感性が育て上げ、木の持つ美しさを追求 した日本建築は、私たちの心のふるさとであり、木の文化の一つの結晶でもあります。
特に気品ある床柱、杢目の美しい天井、すがすがしいイグサの畳、やわらかな照明を演出する障子などから構成される和室は、天然の素材だけがかもしだす温かさと美しさにあふれ、あわただしい 現代生活に心のやすらぎを与えてくれます。
床の間を飾る一幅の掛け軸、一輪の花、一点の焼き物など、現代的ともいえるシンプルな美、障子や 襖を取り払えば大きく広がるスペース、限られた空間を無限に感じさせる和室の魅力が、今あらためて見直されています。