雑木は、主に樹皮を剥かずに自然のままの姿で鑑賞するもので、建築に簡素で素朴な味わいを醸し出します。特に茶室、数寄屋建築の床柱、飾り柱、門柱、土庇の捨柱などに好まれます。
変木は、その名の通り変わった木のことで、大自然が創りだす粗野で大胆な表情は和風建築のなかにアクセントを与えてくれます。変木を使う箇所は別段決まりはなく、自由な発想で使用されます。
雑木・変木の種類、価格、サイズなど詳しいことはお問合せ下さい。
赤松皮付丸太は茶室の小間の床柱としては最も人気のある定番の商品です。ところが、赤松は植林ではなく自然林の密生した林のなかで、特に葉が茂り日光が当たらなくなった枝が自然に立ち枯れて、枝が隣の枝と擦れあって自然に落ちたものだけが節が包むので、今日では非常に希少価値の高いものです。
ムロは通称ネズミサシとも呼ばれ、年輪が詰んでくると赤味と白太が混じり合ったような捻れた状態になり、皮を剥き変木に仕上げるとても面白いインテリア素材となります。
松シャレ木は松が山で自然に立ち枯れて、長い年月風雨に晒され、表面が腐り、赤味の最も油分の多い仁という部分だけが残ったものを磨いて仕上げています。希少価値が高く、旅館や料亭の床柱などにつかわれます。
床柱:赤松皮付丸太 中柱:椿皮付中曲り 廻縁:香節皮付丸太
床柱にツツジ変木を使用
床柱にムロシャレ木を使用
袖壁の縁に梅皮付変木を使用
落掛にムロ変木を使用
欄間にシャレ木(ネジレ木、樹種不明)